挨拶文
第6日本空手連盟型選手権大会が盛大に開催できたのも、大会関係者及び、日頃から誠真会館に、ご理解ご協力してくださっている方々の御陰です。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今回は、過去最多の243名が出場し、皆さんが、日ごろの稽古の成果を発揮できたのではないかと思います。
試合となると、どちらかに優劣をつけなければならない為、必ず勝者と敗者が決まります。
勝利を勝ち取った方は、驕ることなく、常に高い意識を持って、これからも精進してもらいたいと思います。
残念ながら良い結果に結びつかなかった方は、大会までへの稽古の取組み方、
意識等を踏まえて、次への課題にするといいのではないかと思います。
今回の型試合で一番印象に残っている試合は、一般部決勝戦でした。
前年度に引き続き、同じ対戦となりましたが、史上まれにみる好勝負と言っても過言ではない、接戦につぐ接戦となりました。
井上館長がいつもおっしゃっている、「型試合は組手試合よりも緊張する」という言葉通り、緊迫した戦いとなり、型の全ての要素が詰まった最高の戦いでした。
会場で観戦されていた方も、何かしら感じる部分があったのではないでしょうか?
試合とは、「闘いではあるが争いではない」との言葉のように、ルールに従って競い合い、一生懸命に頑張っている姿を見るのは、胸が熱くなるし、また心の底から応援したくなるものです。
周りに感動や勇気を与えられるのも競技者の特権でもありますが、競技となればいずれかは引退がきます。
試合を目指す皆さんには、悔いの残らない闘いを期待しています。
第6回日本空手連盟型選手権大会
大会実行委員長 加藤邦顕